トップメッセージ

TOP MESSAGE

「明・元・素」を体現する人と一緒に仕事をしたい。

社員が「BXテンパルが大好き」と言える会社に。

代表取締役社長 宮本 明

1984年、文化シヤッター(株)入社、(株)テンパルに配属。以来、オーニングと共に歩んできた。商品開発や現場対応設計など、主に技術領域を担当。2018年4月、10代目となる代表取締役社長に就任。「テンパル」生え抜きでは、最初の社長となった。一級建築士の有資格者。

社内ベンチャーとして誕生、「オーニング」市場の開拓者。

当社は、1978年に文化シヤッター(株)に発足したテンパル部を前身とし、1984年に(株)テンパル(2014年、創立30周年を機にBXテンパル(株)に社名変更 )として文化シヤッター(株)から分社独立しました。文化シヤッター(株)は、各種シャッターをはじめ、住宅・ビル建材の製造販売を取り扱う業界大手の総合建材メーカーですが、文化シヤッターグループの中で当社は、テントキャンバス・シート製品を扱うある意味で異質なポジションにあり、テンパル部の発足、その後の分社独立も社内ベンチャー的な経過を辿ってきました。そのベンチャー的な気質が、日本に「オーニング」という市場を創造した原動力とも言えます。

「オーニング」とは、「日除け」や「雨覆い」を意味する言葉ですが、ヨーロッパでは古くから機能と美観を備えた日除けとして、店舗の店先や住宅の窓などに多用されてきました。日射しを適度に調整して風を取り入れ、屋内と屋外の間に快適環境を創造します。当社が事業に着手した当時は、オーニング市場は小規模なものであり、ヨーロッパからの輸入品を中心に提供されていました。当社はオーニングの開発製造を進め市場を開拓。以来、国産のオーニング製品を、店舗・商業施設、教育・医療・福祉施設、住宅など、さまざまなお客様に提供しています。

地球温暖化対策にも有効、あらゆる場所を快適環境に。

現在、当社の市場シェアはトップの約45%。トップシェアを確保・維持しているのは、開発から製造、販売、アフターメンテナンスに至るまで、一貫した責任供給体制を構築していることが背景にあります。競合他社にはないその体制が、多くのお客様から確かな信頼を獲得する力となっています。また文化シヤッターグループの一員であり、全国津々浦々、そのネットワークをフルに活用できるのも当社の強み、市場優位性の一つになっています。

「オーニング」はかつて「日除け、雨除け」といったニーズに対応し、店舗を中心に採用されてきました。今、地域の商店街が衰退する傾向にある中、「オーニング」も成熟から衰退のトレンドに入ったと見る向きもあります。しかし私は、「オーニング」が必要とされる時代が到来していると思っています。世界が「脱炭素社会」「省エネ化」に向かう中にあって、日射しを遮る機能を持つ「オーニング」は、たとえばヒートアイランド現象などの暑熱対策に有効です。屋外でのオーニング活用は、エアコン・空調の節電に効果を発揮します。こうした観点からもオーニングのニーズは確実に存在し、現在、新たな市場開拓を積極的進めています。一方で、商業施設やオフィスなどの防災・減災安全対策に資する製品、工場、物流拠点などの課題解決に向けた取り組み、イベント・ステージなどの膜構造建築など、あらゆる場所で快適環境の創出に取り組んでいます。

やりがいを持って働くことができる環境を創造する。

私が目指すのは「自律した組織」です。個々人に権限・裁量を与えて自らが動く、やりたいことにチャレンジできる、そのような組織であることが、やりがいを持って働くことができる環境の創造につながると思っています。そして社員のみんなが「BXテンパルが大好き」と言える会社にしたいと思っています。当社の創業者が語った「自分の子どもが入りたいと思う会社、喜んで入れたい会社にしたい」という言葉がありました。私の気持ちも同様です。子どもは、どの親にとっても大事な宝です。その子どもにとって働く最善な場がBXテンパルであること。そんな会社でありたいと考えています。

私が求める人材像は、文化シヤッターグループに広く浸透している「明・元・素」という言葉に尽きます。その文字が示すように、明るく、元気で、素直なこと。そういう資質を持っている人の多くは、失敗を怖れずチャレンジする元気な人であり、めげない明るさがある、気持ちの強い人だと思います。また素直な人の多くは協調性を大切にします。そういう人たちと一緒に仕事をしたいと思っています。是非、オーニングに興味を持っていただき、当社の中身を知ってもらいたい。当社は今、事業や組織、制度等において転換期を迎えています。時代の変化に対応した変革が求められています。私たちと共に次代のBXテンパルを創造する仲間を求めています。みなさんの、若い情熱や意欲に大いに期待しています。